性病の診察ははずかしい?
性病になったかもと思ったら病院の診察を受け、検査や治療を受けるといいですが、この診察がはずかしいと感じる方もよくおられます。
実際には、はずかしいことはほとんどありません。
受診が遅れるほど病気が進行して悪化したり、治りにくくなったりしますから、性病かなと思ったらなるべく早めに病院を受診してください。
実際に性病の診察とはどんなことが行われるのでしょうか?
最初に行われるのは患者の状況の確認です。
自覚症状があればそれを申告してもらいますし、そのほか性病での受診をした理由やきっかけなどあればそれも申告してもらいます。
このときに聞いた内容はもちろん秘密となり、外部に漏れるといったことは通常ありません。
また、性病の診察をしている医師は日頃からこのような話にたくさん接していますから、特に動じることもありません。
性病について話しやすい雰囲気がある場合も多いです。
特にはずかしいと感じることなく伝えられることは多いでしょう。
陰部の確認はある?
性病は性器など陰部が患部となる場合が多いですが、こちらの確認は行われるのでしょうか?
これは病気の種類によっては行われる場合もあります。
これも診断材料となる場合もあり、必要に応じて陰部を確認する場合もありますから、できるだけ協力してください。
このときにはずかしくないように、陰部を確認するときは当然個室の診察室で行うことがほとんどです。
診察に必要ないスタッフが診察室に入らないように配慮もされますから、診察や治療に関係ない相手に陰部を見られることはありません。
プライバシーの配慮は十分受けられますから、医師から陰部の確認を求められたらなるべく応じるようにしてください。
性病検査について
病気の種類によっては診察だけでは診断が難しい場合もあります。
このときは性病検査が行われるのですが、これははずかしいのかというと、やはり恥ずかしさはあまりない検査となる場合も多いです。
たとえば男性の性器クラミジアや性器淋病の場合、尿検査となる場合が最近は多いです。
尿の採取は病院のトイレで行うため、特に恥ずかしさはないでしょう。
血液検査になることもあります。
たとえば梅毒の検査はこれになり、採血を受けます。
少し痛みがありますが、特にはずかしい検査にはなりません。
女性の性器クラミジアや性器淋病の場合、膣内を綿棒でこする検査になる場合が多く、これは少しはずかしいと感じる場合もあるかもしれませんが、陰部の診察のときと同じようにプライバシー配慮は十分受けられる場合がほとんどです。
このように性病で病院にかかったとき、あまりはずかしくない場合も多いですから、気になる症状などあるときは病院を受診してください。